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大腸カメラ

大腸がんの早期発見・予防のために
経験豊富な医師による、苦痛を抑えた大腸カメラ検査

大腸カメラ検査について

大腸カメラ検査について

大腸カメラ検査について大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)は大腸全域の粘膜をリアルタイムで観察することができ、疑わしい病変が発見された場合には、その場で組織を採取し病理検査にまわすことで確定診断を行えます。また、前がん病変である大腸ポリープや早期の大腸がんは、検査中にその場で切除が可能です。これにより、将来的な大腸がんの予防に繋がります。ポリープの切除手術は通常、日帰りで行えますが、ポリープの数やサイズによっては、別日に手術を行うか、専門施設をご紹介し、入院が必要になる場合もあります。

大腸がんについて

初期の大腸がんは、自覚症状がほとんどないため、症状が現れた時点で既に進行しているケースが多く、がんの中でも死亡率が高い疾患です。しかし、早期に発見されれば、日常生活への負担が少なく完治が期待できます。そのため、無症状であっても定期的に大腸カメラ検査を受けることをお勧めします。前がん病変である大腸ポリープが発見された場合、検査中に切除することで、将来の大腸がんの発症リスクを大幅に軽減することができます。

当院の大腸カメラ検査の特徴

01 熟練の内視鏡専門医が
大腸カメラ検査を担当します

当院で行うすべての内視鏡検査は、長年大学病院などで検査や治療に携わってきた院長が担当いたします。院長は内視鏡専門医として、これまでの経験を活かし、患者様の不快感や苦痛を可能な限り軽減しながら、安全で高精度な検査を短時間で行います。安心してお任せください。

02 苦手意識がある方も安心して
受けられる無痛内視鏡検査

当院の大腸内視鏡検査は、不快感や痛みを極力抑えた方法で行うために、少量の鎮静剤を使用した無痛内視鏡検査を提供しています。静脈から鎮静剤を投与することで、ウトウト眠っているような状態で検査を受けられ、不快感や痛みを感じることなく検査を受けれます。検査後は、鎮静剤の効果が切れるまで15分から1時間程度の休憩が必要です。また、安全を考慮し、患者様ご自身でバイク、自転車、車の運転を控えていただくようお願いしております。

03 不快感や痛みを最小限に
抑える挿入法

大腸内視鏡検査は、不快感や痛みを伴うイメージがありますが、これは内視鏡の先端が大腸の粘膜を圧迫し、引き伸ばすために生じるものです。当院では、このような不快感や痛みを軽減するために「軸保持短縮法」と呼ばれる挿入法を採用しています。軸保持短縮法は、送気量を最小限に抑え、腸を折りたたむように短縮しながら内視鏡を進める方法です。この手法により挿入自体は5分程度で終わります。

04 検査後にお休みいただける
リカバリースペースを完備

検査後に個室のリカバリースペースでゆっくりとお休みいただけます。このスペースは更衣室も兼ねているため、検査後にそのまま着替えていただいてご帰宅いただけます。

05 徹底した衛生管理で
医療機器や院内を
清潔な状態に保っています

当院では、感染予防を徹底するために、医療機器や院内を清潔な状態に保っています。内視鏡検査で使用するすべての器具は、日本消化器内視鏡学会のガイドラインに基づき、専用の内視鏡洗浄機で洗浄・消毒・減菌を行っています。各患者様に対して、清潔な器具を使用しておりますので、安心して検査を受けていただけます。

06 胃と大腸の同日検査が可能です

当院では、胃カメラ検査と大腸カメラ検査の検査を同日に受けていただくことが可能です。鎮静剤を使用し、眠っている間にどちらの検査も終わりますので、何度も来院していただく必要がなく、ご来院の手間が省けます。
ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

07 土曜日も大腸カメラ検査を
実施しています

当院では、平日に時間が作れない方でも検査を受けられるよう、土曜日も大腸カメラ検査を実施しております。なお、検査は前処置が必要なため、事前に診察を受けていただいた後にご予約を承ります。

08 オリンパス最上位モデル
「EVIS X1」を採用しています

内視鏡システムにオリンパス製の最上位モデル「EVIS X1(イーヴィス エックスワン)」を採用しています。
「EVIS X1」は、 NBI(Narrow Band Imaging)、TXI(Texture and Color Enhancement Imaging)、RDI(Red Dichromatic Imaging)、EDOF(Extended Depth of Field)など最新の技術が備わっており、高精度な検査を行えます。これにより、消化器の病変をこれまで以上に早期発見できるようになりました。

高性能な新機能を搭載

EVIS X1の開発にはオリンパス社の独自技術が用いられており、がんなどの消化器疾患を早期発見・診断、そして侵襲性の低い治療が可能となります。
初期の小さな病変も見落とさず、短時間で高精度な検査・処置ができます。
当院では内視鏡スコープも最新のものを取り入れておりEVIS X1と組み合わせることで、従来よりも検査から治療までの一連の流れを効率よく行えます。

最新の内視鏡スコープを搭載

内視鏡検査では、細長いスコープ(内視鏡)を使用し、医師が手元でスコープ先端の動きを精密に調節しながら、消化管の粘膜状態を詳細に確認します。当院では最新の内視鏡を導入しており、微細な操作が可能なため、患者様への負担を最小限に抑えた安全な検査が実現します。さらに、スコープ先端が粘膜に接触すると自然に湾曲する設計になっているため、大腸粘膜を圧迫して不快感や痛みが生じる心配もありません。

NBIにより早期発見が可能

がん細胞は増殖の過程で周囲に新生血管(毛細血管)を形成します。NBI(狭帯域光観察)は、特定の波長の光を使用して血管の状態を詳細に観察できるため、発症初期の大腸がんを高精度に検出することが可能です。これにより、がんの早期発見に大いに役立ちます。

ハイビジョンモニターによる観察

内視鏡スコープの先端には高感度のCCDカメラが搭載されており、このカメラが捉えた映像はリアルタイムでモニターに表示されます。当院ではハイビジョン対応のCCDカメラを搭載した内視鏡を採用しており、極めて鮮明な映像で消化管の状態を確認することが可能です。また、ハイビジョンの大型モニターに映し出すことで、初期段階の小さながんでも迅速に発見することができます。

広範囲を観察できる
ワイドアングル

一般的な内視鏡スコープに搭載されているカメラの視野角は約140度ですが、当院では視野角170度のワイドアングルスコープを導入しています。この広角スコープにより、より広範囲の粘膜を一度に観察できるため、微細な変化も捉えやすく、病変の見逃しリスクが低減します。また、観察範囲が広がったことで、短時間で検査を行えるようになっています。

炭酸ガスを用いた送気で検査後の
お腹の張りを軽減します

大腸はヒダやシワが多いため、大腸カメラ検査では腸を広げるために送気を行います。当院では、空気よりも体内で吸収されやすい炭酸ガスを使用しています。炭酸ガスは短時間で吸収されるため、検査後の腹部の膨満感を軽減することができます。

09 大腸ポリープの切除について

検査中に大腸ポリープが見つかった場合、その場で切除することが可能です。
早期にポリープを切除することで、大腸がんの予防にもつながります。

10 院内での下剤服用が可能です

大腸カメラ検査の前処置として、下剤の服用が必要となります。
ご自宅での服用に不安がある方のために、当院では院内に下剤を服用するための専用スペースをご用意しております。どうぞお気軽にご相談ください。専用スペースは数に限りがございますのでご了承ください。

院内下剤

大腸カメラ検査を受ける
適切なタイミング

大腸がんは、特に60代に発症リスクが高いです。40代から徐々にそのリスクが高まっていくため、当院では40歳以上の方に大腸カメラ検査をおすすめしています。特に、大腸ポリープや大腸がんの家族歴がある方はリスクが高いため、早めに検査を受けることをお勧めします。
一般健康診断で便潜血検査が行われますが、前がん病変である大腸ポリープや初期の大腸がんを見つけることが難しいことがあります。
大腸カメラ検査は、がん化する前のポリープや早期の大腸がんを確実に見つけられる唯一の検査です。また、検査中にポリープを発見した場合、その場で切除できるため、大腸がんの予防にもつながります。日帰り手術で行えるため、精神的・身体的負担も軽減されます。

以下の症状が起きている方は
早めにご相談ください

  • 赤黒い便が出る
  • 便が細くなった
  • 残便感がある
  • 血便が出る
  • 粘液便や下痢が続いている
  • 便秘がよく起こる、または便秘が治らない
  • 便秘と下痢を繰り返す
  • 腹痛が頻発する
  • 血液検査で貧血が指摘された
  • 便潜血検査で陽性が出た
  • 大腸ポリープができたことがある
  • 大腸がんの家族歴がある
  • 40歳以上で一度も大腸カメラ検査を受けたことがない

など

大腸カメラ検査で発見・
確定診断が可能な疾患

過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群は炎症や潰瘍などの器質的異常が認められないにもかかわらず、腸の蠕動運動などの機能的な異常によって、腹痛、便秘、下痢などの症状が慢性的に現れる疾患です。症状が持続することにより、日常生活に支障をきたすこともあります。

過敏性腸症候群

炎症性腸疾患

炎症性腸疾患の中でも、潰瘍性大腸炎とクローン病は特に注意が必要です。これらの疾患は近年増加傾向にあり、特に若年層に多く見られます。活動期(症状が強く現れる時期)と寛解期(症状が和らぐ時期)を繰り返しながら進行する特徴があり、悪化することもあります。治療法や生活上の制限内容はそれぞれ異なるため、内視鏡検査などで正確な診断を行うことが重要です。

炎症性腸疾患

大腸憩室

大腸憩室は、大腸の粘膜が外側に飛び出し、袋状の憩室(へこみ)ができた状態です。通常、憩室自体では症状が現れることはないですが、憩室に炎症が生じると、腹痛や発熱などの症状が現れることがあります。憩室が多発すると便の通過が妨げられることもあるため、無症状であっても定期的な経過観察が推奨されます。

大腸憩室

大腸ポリープ

大腸ポリープは、大腸粘膜に生じる良性の腫瘍です。良性とはいえ、放置しておくとがん化する可能性があるため、がんを予防するためにもポリープのうちに切除することが望ましいです。大腸カメラ検査では、ポリープが発見された場合、その場で切除する日帰り手術が可能です。

大腸ポリープ

肛門疾患

肛門疾患には、痔核(いぼ痔)、裂肛(切れ痔)、痔ろうなどがあります。多くの場合、痛みや出血をきっかけに受診されますが、便潜血検査で陽性反応が出て受診したところ、実際には痔が原因だったというケースも少なくありません。

肛門疾患

当院の大腸カメラ検査の流れ

1検査前日

検査前日の3食は消化の良いメニューを選びましょう。夕食は夜8時までに済ませ、素うどんや白粥など、薬味や色ついていないシンプルなものを少量にしてください。就寝前には、指定された下剤を服用し、夜更かしは避けて早めにお休みください。

2検査当日朝

朝食は摂らないでください。水分補給は、水や糖分の含まれていない透明な飲み物であれば問題ありません。ご自宅で下剤を服用する場合、医師から指示された分量の水と一緒に、2時間ほどかけてゆっくり飲み切ってください。便意が落ち着いたタイミングで当院にお越しください。途中で腹痛や嘔吐などの症状が出た場合は、下剤の内服を中断し、すぐに当院までご連絡ください。

3検査

予約時間より少し余裕をもってご来院ください。
受付が終わりましたら、当院でご用意している検査着にお着替いただきます。
その後、診察室に移動して検査を開始します。鎮静剤を使用する場合は、静脈に注射で投与いたします。その後、肛門からスコープ(内視鏡)を挿入し、大腸の一番奥にある盲腸まで進めます。大腸粘膜全域を観察しながら、徐々にスコープを戻していきます。
鎮静剤を使用した場合、検査後はリカバリールームで15分~1時間ほど休憩して頂く必要があります。

4結果のご説明

検査画像をお見せしながら医師が丁寧に結果をお伝えします。

大腸カメラ検査の費用

  1割負担 3割負担
大腸カメラ
検査単独
約2,500円 約7,500円
大腸カメラ
検査+病理検査
約3,000円 約10,000円
日帰り
ポリープ切除
約8,000円 約20,000~30,000円